上海外国語大学 漢語クラス 強化班で1年勉強した感想
1年経過
少し前に成績書と終了証明書を貰った。とりあえず一年過ごした感想を書いとく。立地
最寄駅は曲阳路もしくは虹口足球场。距離感的に双方同程度。自分はよく曲阳路使ってた。ここから学校まで徒歩15分以内。この駅から学校までの間、工事の影響かどうか分からないのだけど、どうも埃っぽくて嫌だった。AQIが100以下でもどうも埃っぽい。交通量が多い影響かもしれない。
施設(教室とかトイレとか)
汚い。日本とは比較にならない。衛生面は自分の中ではギリギリだ。教室によるのかもしれないが、いくつかみた感じどれも大差ない。ホコリや土が落ちていて、壁は塗装が剥がれひび割れし、コンセントは壁から剥離しており内部の導線が丸見え。建築物としての細部の品質が悪い。鞄やコートなどを置く場合は汚れを確認する必要あり。椅子の座面は木製なので痛く座布団必須。板書は黒板を使って行われるのだが、チョークの質が悪いのか粉末が下に落ちずに宙を舞う。黒板消しも日本のようなものではなく、こすっているだけなので余計に粉末が宙を舞う。教師によっては雑巾を使ったり。大体前3列は粉末がよく飛んでくる。一番後方でも飛んでくるが少な目。
トイレ汚い。一応壁はある。空気も悪い。トイレと教室が隣接している時期があったが、空気が悪く嫌だった。
授業の質
一般的に公立の教師は給与面の待遇が良くない。よってそこで働く人は教師としての経験が少ない人が多い。また、ある程度の経験を得ると私立学校に転職するケースが多いと聞く。実際に私のクラスの教師も私の卒業と同時に私立に転職したり、教師を辞めて他の仕事に転職した人もいる。数えると6人中3人転職したことになる。従って、教師の質はばらばらで、経験豊富な教師は割と少ない。どう質が悪いのか?私が経験した一人の教師はひどかった。授業開始時に教室にくるが携帯で遊んでいるため毎回遅れて授業が開始される。前回言った宿題を自分でメモしてないため忘れる。期末試験に30分遅れて来る。日本でいう学生のアルバイトでもなかなか無いと思うのだが。質が悪すぎて、クレームしようと思ったが、クレームを理解して改善することが期待出来なさそうなので言わずにおいて、授業中は自分で別の勉強をすることで対策とした。
他にもリスニング、CDを再生してストップして回答を言うだけという非常に簡単なお仕事。誰でもできると思われる。何の価値も生み出してない。この教師の人柄は良いのだけど仕事ぶりはとても評価できるものではなかった。
貶めてばかりだと悪いので逆の事も。一人の教師は経験がある程度あるので良かった。各章ごとにきちっとしたルーチンで授業を進めていた。授業内でも教科書にない+αを教えてくれるので価値があった。しかし、後半はややルーチン気味で退屈だった。
クラスに対して教師が割り当てられる感じ。クラス変更は可能だが、ある科目だけ他の教師に変更ということはできない。
クラス内の学生と国籍割合
ピンキリ。なんのために来てるんだろう?と思う子も多くいるし、しっかり勉強している子もいる。授業外の会話は基本英語。しかし、2学期目は中国語での会話もしていたかな。クラスは15人から20人程度だが時間経過で減っていき最終的には10人前後、常にいるメンツは6人程度だったと思う。国籍に注目すると日本人は極めて少ない。自分の滞在期間は強化班全体で2人。後はインドネシア、カザフスタン、ロシア人が多い。校内で日本語を耳にすることもあるので、強化班以外には結構いるのかもしれない。
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