中国(上海)で家の外から家のSynology NASにアクセスしようとした話
やっぱり外からアクセスしたい
この試みは実は初めてじゃない。以前にも外からNASにアクセスできるよう頑張って、結果成功したのだけど、最終的にはファームの自動アップデートでおじゃんになり、断念していた。今回またチャレンジしてみた。ちなみに前回の取り組みは次の記事参照。
Synology DiskStation 412+に外からアクセスする
家のネットワーク構成
まず家のネットワークの状況について。使っている機器は烽火通信科技股份有限公司のHG226(ONU)。続いてTP-LINKのTL-WDR4900(ルーター)。これらの機器を次のように接続している。外部→HG226→TL-WDR4900→NAS
特別なところは何もなし。
いったい何が問題なのか?
問題はポートフォーワードの設定画面がHG226にないこと。正確には機能はあるのだけど画面が隠されていることだ。一方、ルーターのTP-LINKのTL-WDR4900には設定画面があるので問題なし。これが問題のHG226。聞くところによると無料で配布されたものだそうだ。
裏面も撮ってみた。
HG226のポートフォーワード設定ができない問題をどうするか?
解決策はいくつかある。- 百度で「HG226 破解」検索するとたくさん方法が見つかるので、自分で作業する。
- 業者からスーパーアドミン?か何かのIDとPASSを聞いて、自分で設定。管理者権限で入ると設定画面が見える。
- 淘宝サービス購入して設定を業者に依頼する。1番と同じく淘宝で「HG226 破解」検索するとたくさん出てくる。
- HG226をポートマッピングできるONUに置き換える。
全体の流れ
- 淘宝で業者検索。
- 選定後に業者に状況説明し可能かどうか問い合わせ。
- サービス購入。
- 購入後QQでリモート作業。作業者は業者。
- 作業完了後、ルーターでポートフォーワード設定。これは自分で作業。
- 外部からアクセステスト
業者選定時の確認事項
直接業者に確認した質問事項一覧。ちなみにポートフォーワードは中国語で端口映射というそうだ。1.地域は上海。家でHG226とルーターを接続してる。外から家のNASにアクセスしたい。ルーターの端口映射は自分で設定できるが、HG226は端口映射の設定画面がない。あなたのサービスを購入したら、HG226で端口映射できるようになるのか?
→NASに直接アクセスできるようになる。しかしHG226で端口映射の設定は必要ない。ルーターのみ設定が必要で、それは自分でして下さい。
2.以前に設定して外部からのアクセス成功したけど、HG226のファームウェア自動アップデートにより設定が初期化された。あなたのサービスを買って設定してもらった場合、ファーム自動アップデートによる影響は受けないのか?自動アップデート後も外部からアクセス可能か?
→アップデートの影響を受けることはある。が、それはアフターサービスで対応可能。その際費用は不要。
3.貴方のサービス買って、リモートで設定して、設定ファイルが壊れて通信できなくなる可能性は?
→ない。
4.リモート作業はQQで可能?QQでお願いした場合、作業はこっちで見ることできるか?何やってるか分からないと怖いので。
→QQリモート可能。何やってるかみることも可能。
5.もし買ったら、いつしてくれるの?
→すぐ可能。
6.もしルーター側の設定が上手くいかない場合、もとに戻せる?
→可能。
QQのリモートって?
QQにはリモートアクセスさせる機能がある。具体的には上の画像にある矢印の先のアイコン。相手がこちらのデスクトップを操作できるので非常に危ない。限定的に利用すべきなのは言うまでもないこと。実際は相手からリモートデスクトップのリクエストが来て、それを承認するという流れになる。よって、上のアイコンをクリックするのではなく、相手からのリクエストを許可するという流れ。
ちなみに実作業の始まりから終わりまで一切音声会話は無かった。
実際にしてくれたHG226の設定って何なの?
リモート作業みてて分かったのだけど、どうやらHG226をブリッジの役割に変更することで外部からのアクセスを可能にしているみたい。設定後、ルーターをPPPOE接続にすることでネット接続できるようになった。ルーターのWAN側のIPがグローバルIPになっているところを見ても、HG226はもはやルーターではないことが分かる。PPPOE接続する際にはISPのIDとPASSがいるので準備しておいた方が良い。
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